第三章 「アイドル」の心理的戦略②

 

こんばんは〜。みなさんお元気ですか?

 

あけましておめでとうございます。(今更)

 

いつの間にか年越してました。2019年ですね。

 

今年はどんな1年になるのかな〜。

 

いつもじっとしていられず何かしら予定を詰め込んで、あちこち動き回りまくってマグロのように生きているので、今年はもう少し余裕を持って周りを見ながら生きて行けたらいいなぁ。

 

自分の考えをまとめたり、ブログを書いたり、そういう時間、大切に出来たらいいなと思います。

 

 

さてさて、前置きはこのくらいにして!

 

引き続き文章を崩しながら、載せていきます(*•̀ᴗ•́*)و ̑̑

 

 

 

 

第二節 「アイドル」と「ファン」との間で起きる心理的作用

 

「アイドル」と私たち「ファン」との間で起きる心理作用は、「ファン」にとっての「アイドル」という対象と、「アイドル」にとっての「ファン」という対象の双方で起こっています。

 

まずは、「ファン」にとっての「アイドル」という存在に対して起こっている心理的作用について追及していこうと思います!

 

「ファン」にとっての「アイドル」という存在は、理想化自己対象と言われるものに当てはまるのではと考えます。

 

理想化自己対象というのは、あこがれたり尊敬したりしていると、自分も誇らしくなったり立派になったように感じられるような対象のことを指します。

 

また、「尊敬・崇拝していると、力強さや元気さがみなぎってくるように感じられる対象」「その対象に所属していると自覚すると勇気付けられるような対象」のことを理想化自己対象と呼びます。

 

例を挙げると、幼稚園児や小学生が「うちのとーちゃんすげーんだぜ」と父親の自慢をしますよね。これは親を理想化自己対象として自己愛を満たそうとしているのです。

 

こういった特徴を踏まえると、企業のカリスマ経営者や、宗教団体の指導者なども理想化自己対象になりえます。

 

このように考えると、「アイドル」は「ファン」にとっての理想化自己対象になっているのです。

 

私たちファンにとって、「アイドル」は自分自身の理想を引き受けてくれる存在であり、その「アイドル」を尊敬・崇拝することで自己愛を承認してもらう対象になるのです。

 

「アイドル」達は、しばしば「ファンのみんなを元気にしたい」系のセリフを言いますよね?

 

なぜ「アイドル」が歌って踊ることで、ファンのみんなが元気づけられるのか?といえば、彼女を理想化自己対象にすることで自己愛が満たされるからなのです。

 

 

次に、「アイドル」にとっての「ファン」という存在に対して起こっている心理的作用について追及していきます。

 

「アイドル」にとっての「ファン」という存在は、鏡映自己対象と言われるものに当てはまると考えます。

 

鏡映自己対象とは、自己対象のなかでも、賞賛や承認を介して、自分自身が誇らしさや力強さを感じさせてくれるような対象を指します。

 

自己顕示や自己表現に対しての賞賛や承認のリアクションを介して自己愛や一体感を充たしてくれる存在が鏡映自己対象に該当するのです。

 

幼少期の子どもにとっての母親や、自分のことを認め信頼してくれる仲間などが身近な鏡映自己対象になりえます。

 

このように考えると、「ファン」は「アイドル」にとっての鏡映自己対象になっているのです。

 

「アイドル」にとって私たちファンは、彼女らの「アイドル」人生における自己顕示や自己表現であるライブや握手会などの「現場」を常に追いかけ続け、熱心に応援し、認めてくれる対象なのです。

 

「ファン」が「アイドル」を自らの理想化自己対象として、「アイドル」がしばしば口にする夢を自分の夢であるかのように捉え、熱心に応援しその夢に向かっている「アイドル」のリアルな姿を見ることで自己愛を充たす一方で、「アイドル」は「ファン」を自らの「アイドル」としての夢や努力を認めてくれ、「アイドル」を演じる自身に誇らしさや力強さを与えてくれる鏡映自己対象として捉え、コンサートや握手会などの「ファン」との交流をはかり、その声援を受けることで自己愛を充たしているのです。

 

このように、「アイドル」と「ファン」は、お互いの自己愛を充たしてくれる対象として存在し、相互の心理的作用によって「アイドル」ビジネスは成り立っているのです。

 

 

③に続く......✩.*˚